皆さん、バッチファイルは普段使用していますか?
バッチというと、ファイル内容を比較したり、プログラムを起動したりとなかなか普段使いでは難易度が高いイメージがあります。
この記事では、そのバッチの中でも普段役に立ちそうな機能、ブラウザの起動について説明します。
そもそもバッチファイルとは?
バッチファイルとは、Windows等のコマンドプロンプトに実行させたい命令列をテキストに記述したものです。
このファイルを実行すると、シェルプログラムがそのファイルを読み、その中のコマンドを一行ずつ実行します。
ブラウザを起動させるバッチを作る
このバッチファイルをどうにか普段使いでも活用してみたいと考えて、思いついたのが
ダブルクリックだけで1つのブラウザに複数タブのサイトを表示させることでした。
このバッチファイルを作成しておくことで、毎朝ブラウザを立ち上げて開きたいサイトを複数開く、という手間が一気になくなるのでおすすめです!
空のバッチファイルを作成する
デスクトップで右クリック → [新規作成] → [テキストドキュメント] で、空のテキストファイルを作成します。
このテキストファイルの拡張子を、名前の変更で「.bat」にしてあげたら空のバッチファイルの完成です。
バッチファイルの中身を作成する
次にバッチファイルの中を作成していきます。
バッチファイルを編集するには、バッチファイルを右クリック → [編集] を選択することで編集可能になります。
今回使用するコマンドは以下の2つです。
・@echo off ・START
@echo off はコマンドプロンプト画面にバッチファイルに書いたコマンドを表示させないようにするためのコマンドです。
だいたいどのバッチファイルにも書かれているので、おまじないみたいなものと覚えてください。
STARTは指定したプログラムまたはコマンドを実行するためのコマンドです。
この二つを組み合わせて、以下のように作成します。
@echo off
START "開きたいサイトのURL"
例えばAmazonを開きたい場合は、
@echo off
START https://www.amazon.co.jp/
と書きます。
※複数サイト立ち上げたい場合は、START文を複数書くことで複数タブになって立ち上がります!
書き終わったら保存して、それをダブルクリックしてみましょう。
Amazonのサイトが開いたら完成です。
あとがき
バッチファイルの作成は難易度が高いと思われがちですが、今回のブラウザを開く処理ほどであれば簡単に作成することができます。
ぜひ皆さんもこのバッチファイルを作成して、毎朝のブラウザの起動を楽にしてみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。